塗り絵コラボレーション企画【Art-From-Home Collaboration】の第四弾は、松本沙希さんです!SAMSARAとのコラボレーションはこの企画が初めてですがご縁があって実現しました。
Saki Matsumoto x Art-From-Home
松本さんは日本とチェコで活躍するイラストレーターで、私たちは彼女が描く、どこか懐かしいけど独特な世界観やキャラクターに惹かれて今回コラボレーションを依頼しました。
最近発表された彼女の新しい作品がアイヌ文化にまつわるものだったこともあり、私たちはアイヌ文化には欠かせない【エゾヒグマ】の塗り絵を描いていただきました!
エゾヒグマについて
ヒグマはヨーロッパ、アメリカやアジアなどに広く分布するクマの亜種で、エゾヒグマは北海道に棲息するヒグマの地域亜種になります。
かなり大きい体格でオスは平均200kg、メスは平均150kgにまで成長します。ただし、2015年に捕獲されたエゾヒグマは400kgもあり、想像を絶する大きさでした!
冬眠から目覚めて毎年4月ー10月に北海道の各地に出没するので、私たちが去年の12月に北海道を訪れた時はもちろん出会えませんでした。
アイヌとエゾヒグマ
前回のブログで、シマフクロウはアイヌの人々にとって【コタンコロカムイ=村を守る神】として親しまれていると紹介しましたが、
エゾヒグマは【キムンカムイ=山の神】です!
アイヌの人々は山の神様として崇めていましたが同時に狩りの対象でもありました。ヒグマは北海道では最大の陸上大型哺乳類のため、たくさんの肉と毛皮が手に入り、生活に欠かせない存在でした。
そのためヒグマを仕留めた際には必ず【イオマンテ】といって、ヒグマの命をもらう代わりに神の国へ魂を届ける儀式を行っていたそうです。
エゾヒグマは絶滅危惧種なのか
エゾヒグマは環境省レッドリストではLPというカテゴリーに指定されています。
LPは【絶滅の恐れがある地域個体群】という分類で、総合的な棲息数や棲息環境はそこそこ安定しているけれど、特定の地域の個体群が絶滅の危機に瀕している野生動物が指定されます。
エゾヒグマの石狩、天塩と増毛に棲息する地域個体群が絶滅の危険性が高いため、このカテゴリーに指定されています…!
SAMSARAは普段はCR >>> LCの5カテゴリーから絶滅危惧種をピックアップしますが、今回はアイヌ文化に大切な野生動物としてエゾヒグマを選んでいます。
塗り絵の使用方法はこちら
下記リンクからJPGデータをダウンロードできます↓↓
https://bitsend.jp/download/a2c3027edaef44964bd42e19fe5016d9.html
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