塗り絵コラボレーション企画【Art-From-Home Collaboration】の第二弾は、
SAMSARAのCo-founderであり、自身もアーティストであるSAMIEの作品です!
SAMIE x Art-From-Home
SAMIEにとってはアートも動物も幼い頃から身近で、ちょっとした落書きや油絵を使った本格的な作品でもいつも動物を描いています。大学で美術を専攻していた頃は、動物を描くことが専門の教授の元で学んだ経験もあります!
今年の2月、取材でSAMIEとSARAがアリゾナを訪れた際に、フロリダまで足を伸ばして野生のマナティーに会ってきました。今回はそんなマナティーに似ていて日本にも棲息する絶滅危惧種ジュゴンを塗り絵アートにしてみました!
ジュゴンについて
ジュゴンはIUCNレッドリストでは絶滅危急種(VU)に分類されていますが、2019年に更新された日本の環境省レッドリストでは【絶滅寸前種(1A類・CR)】に分類されています。
オーストラリア、東アフリカやアジア圏の水域に棲息し、世界的な棲息数はそこそこ多いものの減少傾向にある為VUに分類されています。しかし、日本の個体群は沖縄県東部におよそ50頭しか残っておらず、絶滅寸前にまで追いやられているんです!
マナティーとジュゴンの違い
マナティーとジュゴンはよく間違えられる動物ですが、結構違いがはっきりしているんです。
見た目の違い:
- マナティーは扇状の丸い尾びれ、ジュゴンはクジラのような尖った尾びれ
→ マナティーは海水のみならず淡水にも棲息し植物の多い浅瀬にもくるため、泳ぎやすいように尾びれがすっきりしている - マナティーは丸みのある体型、ジュゴンはもっとスマートな体型
- マナティーの前脚には爪があり、ジュゴンはクジラのヒレのような前脚
→ マナティーは象と同じ先祖から進化したため、その名残の爪がある - マナティーの口は逆V字であまり下向きではないが、ジュゴンは完全に下向きで
→ マナティーは地面に生えている水草の他にも水面に浮かんでいるものも食べるが、ジュゴンは海底の海草しか食べないため、それぞれ食べやすいように口の形や向きが違う
なぜ沖縄のジュゴンは絶滅寸前種なのか
- 気候変動による海草藻場の減少
- 埋め立てによる環境破壊
近年問題になっている米軍普天間基地の辺野古移設ですが、現在沖縄のジュゴンにとって唯一残っているまともな餌場が辺野古の海草藻場なんです…!
基地移設のために埋め立てが進んでしまうと貴重な藻場が失われ、50頭のジュゴンたちにとっては致命傷です。
このまま工事が進めば日本からは絶滅してしまうでしょう…。
塗り絵の使用方法はこちら
下記リンクからJPGデータをダウンロードできます↓↓
https://send.firefox.com/download/c7119685264b72d0/#MgU_UkNMxJsHQtyO7yUyLw
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印刷予約番号 : 46966342