皆さん、日頃読書をしますか?どのような本を読みますか?

自然や動物がテーマの本は世界中にたくさんありますが、絶滅危惧種にしぼった本ももちろん数多くあります!特に日本では絶滅危惧種ブームなのか、ここ数年でかなり新刊が増えているように感じます。

私たちがオススメしたい野生動物や絶滅危惧種関連の本を今後BLOGでどんどん紹介していけたらと思っています!まず最初に紹介するのはこちら。

「ダーウィンの種の起源」

サビーナ・ラデヴァ 作・絵 / 福岡伸一 訳 の絵本作品です。

【種の起源】とはチャールズ・ダーウィンが1859年に出版した本で、彼のナチュラリストとしての長年の研究結果と理論をまとめています。
人間のみならず様々な動植物がどのようにして今に至ったのか、その進化の過程について挿絵とともに解説しています。オオカミとイエイヌや他の家畜動物などの身近な種の例えも交えています。

オススメする理由

1)子供も大人も楽しく学べる

ダーウィン著の「種の起源」は大人でもなかなか読破したことのない方が多いと思いますし、内容もそこそこ難しいと思います。
その点こちらの絵本はもちろんカラフルな挿絵が魅力的ですが、内容もとてもわかりやすく重要なポイントをしっかりと伝えています。
子供向けの絵本というよりは、挿絵付きの本…というイメージです!

2)情報を補填してくれている

最後の数ページは本編で説明しきれなかった進化論についての補填や、難しい用語や専門用語を説明しています。補填ページにも挿絵があるので、子供にも読みやくなっています!

著者のサビーナ・ラデヴァさんは元々科学者で、約10年前からサイエンスとアートを繋げるためにイラストレーターに転身しました。
SAMSARAは絶滅危惧種(と彼らにまつわる社会問題)とアート・ファッションを繋げる活動をしています。
難しい科学の専門書を読む事や社会問題に貢献する事に敷居が高く感じてしまう人が多いと思いますが、それらをより身近に感じてもらう活動をしている点で親近感を感じます!

教科書や学校の授業を通して学べることも多いですが、このような絵本で難しいコンセプトを若い頃から学べる事は素晴らしいですね!こちらの作品を読んで、絶滅危惧種や生物多様性についても興味を持っていただけたら幸いです。